ぎっくり腰でお悩みの方へ
なぜぎっくり腰は起きるのか?
ぎっくり腰(急性腰痛症)になる多くの原因は3つあります。
①筋肉疲労からの腰痛
まず一つ挙げられるのが、筋肉の慢性疲労である。ぎっくり腰は突然起こりますが症状としていきなり表れるだけで、ゆっくりとその原因となるものは進行しています。
中腰で荷物を持ち上げようした瞬間に激痛が走ったり、よろめいてちょっと片足を勢いよくついてしまった瞬間などにぎっくり腰になりやすいですが、日常の中で同じ動作をしても平気だったのに、ある瞬間にぎっくり腰になってしまいます。
これは少しずつ溜め込んだ筋肉疲労が、あるとき負荷の許容量を超えてしまい、腰痛として発症してしまったと言えます。
日常生活を送る中で、筋肉疲労は必ず起きます。
それを回復するメカニズムを持ち合わせているが、睡眠不足や栄養バランスが取れていなかったり、運動不足や座りっぱなしの仕事を続けるなどしていると、筋肉疲労が回復することなく徐々に蓄積されていき、やがて腰痛を招いてしまうことになります。
②骨格の歪みからくる腰痛
ぎっくり腰になる原因の一つに骨格の歪みもあげることができます。
私たちの日常を振り返ってみると、立ちっぱなしの仕事や座りっぱなしの仕事に就いていると長時間限られた姿勢でいることが多いです。
こうすることで身体の柔軟性が失われていき、同じ骨格や筋肉だけを使うことになってしまいます。
使われている筋肉には負荷がかかり、使われていない筋肉は少しずつ緩んでいきます。
こうしたことが筋力のアンバランスを生み出し、その周囲の筋肉への負荷に代わります。
身体のバランスを取ろうとする代わりの筋肉にも徐々に筋肉疲労が蓄積され、やがて腰痛につながります。
③いきなりの過負荷
若い人やスポーツ選手に多いぎっくり腰の原因の1つで高いところから飛び降りた着席の瞬間や、勢いよく振り返った瞬間、横になっていて勢いよく起き上がったときなど、止まっている状態からいきなり動いた時や、動きの急激な切り替えの時に、腰にいきなり過負荷がかかり、ぎっくり腰を起こしてしまうケースも多いです。
ぎっくり腰になる原因として考えられるものは、上記のものの他に、体重や筋肉のバランスや生活習慣、体質なども考えられます。
ここで紹介したものはあくまで代表的なものであって必ずしもこれらにあてはまるという人がいないこともたしかです。
ぎっくり腰の発症に関与していることはたしかですが、ぎっくり腰の種類は人それぞれなので少しでも疑問や気になることがある方はお気軽にご相談ください!
ぎっくり腰の症状
ぎっくり腰の腰の痛みの程度や症状の進み具合は人それぞれですが、共通点は動作に伴い痛みが出ることです。
痛みが強いうちは、トイレに行くのも一苦労・・・という人もいます。
よく見られるぎっくり腰の症状を挙げていくと・・・
・動作の瞬間に腰の激痛が走り、動くことが困難になってしまう(ちょっとの動きでも表情が歪んでしまうほど痛むことも)
・最初は違和感程度でさほど気にならなかったのに、時間の経過と共に腰痛となり悪化していく
・上半身を動かすことができない。一度布団に横になると起き上がるまでに時間がかかってしまう
・おじぎをすることも体を反らすこともできず、ぎくしゃくした動作になってしまう
・歩行が困難
・くしゃみや咳で痛みが強まる(一回のくしゃみで悪化してしまうケースも)
・寝返りが痛くて、寝る姿勢を変えることが困難
・骨盤に近い部分やウエストライン辺りの腰部が痛む
・起き上がった状態よりも、横になって膝を曲げているほうが楽 など・・・
このような症状を訴える方が非常に多いです。「この症状当てはまるかも・・・」「最近寝るときに腰が痛い・・・」など少しでも違和感を感じる方、不安がある方はお気軽に一度ご相談ください。
ぎっくり腰の種類
ぎっくり腰は主に4つのタイプに分類されます。
1,筋・筋膜性腰痛
2,椎間関節性ぎっくり腰
3,関節包性ぎっくり腰
4,仙腸関節炎
1,筋・筋膜性腰痛
これは、スポーツ中に無理な体勢をとってしまった時などに起こる、いわゆる肉離れのようなものです。
この痛みは、筋肉・筋膜が損傷したことでおこります。
ぎっくり腰の多くはこの現象とほぼ同じで、筋膜の損傷によって、内部が炎症を起こして腫れてしまうことで痛みが出ると考えられます。
2,椎間関節性ぎっくり腰
「腰の関節の捻挫」とも呼ばれている椎間関節ぎっくり腰は、背骨が炎症を起こしたことで痛みが出る腰痛です。
前かがみになった時よりも、身体を後ろに反った時に痛みがあるのが特徴です。
腰だけでなく、太ももやお尻、足にも痺れなどの症状が出ることもあります。
この椎間関節性ぎっくり腰は、主に30代の方がなりやすいというデータがあります。
また、慢性の場合ですと中高年の方に多く見られ、これは若いころの運動不足、姿勢の悪さからくるコリ、日常生活でのストレスなどが原因と考えられます。
3,関節包性ぎっくり腰
少しわかりにくいケースになりますが、関節の一部分がズキズキ痛む時は、関節包性ぎっくり腰の可能性があります。
身体を後ろに反ったり、前かがみになったりして同じくらいの痛みがあるのが関節包性ぎっくり腰の特徴です。
4,仙腸関節炎
仙腸関節とはどこの関節かご存じですか?
尾てい骨の上にある三角の骨が仙骨で骨盤の外側にある骨を腸骨といいます。
仙骨と腸骨がくっついている場所が仙腸関節です。
この関節は、もともと揺らぐことがない頑丈な作りになっています。
しかし、妊娠された方の仙腸関節は赤ちゃんが産道を通りやすくするために、ぐらつく角度になってしまいます。
ですから、妊婦さんや出産を終えた方は、この仙腸関節ぎっくり腰になりやすいのです。
また、中腰の状態で急に動いたりするとなったりすることもあるので、ご注意ください。
かがやき鍼灸整骨院では一人一人の身体の状態を国家資格保持者でありカラダのプロがしっかりと現状を見極め、最適な施術を行います。
症状の程度によっては当院と提携している整形外科さんへの紹介も可能ですので、いづれのタイプにしても早期の対処が非常に大切になります。
ご相談も含め、お気軽にご連絡をください。
鍼灸でぎっくり腰を治しましょう!
ぎっくり腰になって整形外科や病院に行くと、ほとんどの場合痛み止めや湿布をもらうだけです。なぜかというと日本整形外科学会と日本腰痛学会の作成した「腰痛診療ガイドライン」がそのように定めているからです。
しかしぎっくり腰や腰痛のほとんどは「結果」として起こっています。
どういうことかというと、ぎっくり腰や腰痛の原因は痛みがある場所ももちろんですが、痛みが出ている場所以外にあるということです。
かがやき鍼灸整骨院では、ぎっくり腰や腰痛の原因として
・過度の筋緊張
・筋肉の疲労・硬さ
・骨盤の歪み
・いきなりの過負荷
をあげています。このうち、ぎっくり腰や腰痛の本当の原因が過度の筋緊張や疲労、筋の硬さ、骨盤の歪みであり、いきなりの過負荷はぎっくり腰を誘発する「引き金(トリガー)」にあたります。
そのためかがやき鍼灸整骨院では鍼灸によるツボ刺激や筋膜リリース、トリガーポイントなどを駆使して過度の筋緊張を緩和し、骨盤の歪みをナチュラルに戻していきます。
鍼灸によるツボ刺激はとてもソフトな施術なので、強い痛みのある方を無理に動かすことなく、じっくりと筋肉を緩めることが可能です。
筋膜は筋肉だけではなく、内臓や骨も包んでいます。そのため、特定の場所の筋膜が緊張すると、そのほかの場所にも悪影響を及ぼします。
試しに着ているシャツの裾を引っ張ってみてください。引っ張った場所ではなく、引っ張られた先に圧迫を感じませんか?
このように筋膜は有機的に結合しているので、ぎっくり腰や腰痛を改善するときも、結合している部分も併せてみる必要があります。それが筋膜リリースと呼ばれる施術法です。
トリガーポイントも発想は筋膜リリースと同じで、痛みが出るには必ず引き金(トリガーポイント)があると考えるわけです。痛みを引き起こす場所であるから「発痛点」と呼ばれることもあります。
これらの施術によって筋緊張を緩和し、骨盤のゆがみを改善できれば、腰にかかる負荷を減らすことが可能となります。その結果、痛みの原因を根本から除去することが可能になります。
鍼灸に向かない腰痛の種類
腰痛のほとんどは筋肉や筋膜、腱、靭帯といった軟部組織の不具合によって起こりますが、中には病気などが原因となって起こる腰痛もあります。
以下のような症状が見られる場合、病院へ受診するようにしてください。
・疝痛(せんつう)がある(安静にしていても耐え難い痛みを感じる)場合
・時間とともに症状が悪化していく場合
・排尿障害や歩行障害をともなう場合
疝痛が見られる場合、胆石による痛みの可能性があります。
時間とともに症状が悪化していく場合、腰椎を骨折してる疑いも持たれます。
また排尿障害や歩行障害を伴う場合、馬尾型の腰椎椎間板ヘルニアの疑いがあります。
いずれも放置すると重症化する恐れがあるので、このような場合は速やかに専門機関を受診するようにしてください。
かがやき鍼灸整骨院の鍼灸施術
当院では、鍼灸施術もおこなっております。
鍼(はり)に関しては「痛そう」というイメージをお持ちの方も多いかもしれませんが、実際にはお子様からお年寄りまで安心して受けられる刺激の施術です。
手技だけでは届きにくいようなお体の深部を刺激することにより、痛みや頑固なコリなど、さまざまなものについて改善を目指すことが可能です。
当院では一人ひとりに合わせた施術をおこなっておりますので、初めて鍼灸を体験される方にも心地よさを感じていただけるかと思います。
もちろん、安心してお受けいただけるよう丁寧なご説明もさせていただき、ご納得いただいたうえで施術をしておりますので、何かわからないことなどがありましたらお気軽にご質問ください。